堂本剛 平安神宮公演2011 平安結祈 heianyuki

ゆかりさんに連れていってもらって見たのが26日なんで、かれこれ1週間以上前の話になるんですけど、ゆっくり時間かけて感想文書きたいなーと思ってるうちに一週間経っちゃって、ずっと、頭のどこかでどういう言葉で表せばいいのかぼーっと考えてはいたんだけど、どうしたって、言葉なんかじゃ表せないだけのものをスクリーン越しの剛さんから受け取ったんだからとりあえずわたしが言えることはとりあえず見ろとしか。


「受け取った」って言葉を使ったんだけど、なんだかその言葉にはしっくりきていない。なんていうか、流れ弾に当たったような感じ。彼の音楽*1は「日本」に向けられた祈りなのであって、彼の日本への思いがリクツのない音楽という形を選んで、平安神宮の空へ捧げられているのだけど、そのエネルギーに当てられちゃったような。受け取ったなんて綺麗なものじゃない、気がする。ライブ映像・・・というか音楽にあれまでの衝撃を受けたのはもしかしたら初めてかもしれない。見終わった後に立ち上がれなかった。
「ジャニーズのアイドル」としてどうだとか、KinKi Kidsと比べてどうだとか、そういったことを話すのも楽しいと思うんだけど、そうじゃなくって、そんなんじゃないなにかが、平安神宮の空の下の堂本剛にはあって、スクリーン越しに感じたのはそういう部分だから、そういう部分を言葉にしたいんだけど、言葉にはできない。このもどかしさがつらい。思いを音楽にのせるのは、その思いが言葉にのせられないからなんだと思った。思いを伝える手段として音楽を選んだ人にこそ、彼を見て欲しいと思う。

楽器というものは本来、思いがなきゃ触れてはいけない。
平安神宮でかっこいいライブがしたいわけじゃない。かつて日本の中心だったこの場所から、祈ることをしたい。

*1:少なくとも映画としてわたしが観た部分の話だけど